脂肪を落とす運動
脂肪を落とす有酸素運動
有酸素運動は酸素を多く取り入れる運動。
有酸素運動とは、心拍数がちょっと増え、息づかいが少し激しくなるようなものでジョギング、ランニング、水泳などで、いずれも一定時間続行しないと有酸素運動としての効果は現れてきません。
なぜ有酸素運動は脂肪を落とすのか?
私たちの体のあらゆる活動を支えるエネルギーの原料は糖や脂肪です。
この脂肪が原料として使われる場合には、必ず酸素が必要となります。
運動開始時は筋肉中のエネルギーが使われますが、一定時間が経過すると脂肪がエネルギーとして使われるようになります。
気をつけたいのは、運動が激しくなりすぎること。激しく動けばそれだけ脂肪もたくさん燃焼するだろうと考えがちですが、運動強度が一定限度を越えて高くなるとエネルギー効率が脂肪よりも良い糖が使われてしまい脂肪の消費率は減ってしまいます。
どの程度の運動が適正か?
どの程度の運動が適正か、激しいかは人によって違い、心拍数によって判断します。
細かく計算する方法もありますが、成人の人であれば、簡単に
180−年齢
でおよその有酸素運動時の心拍数が求められます。
自分にあった運動を選びましょう
脂肪を落とすために行う運動はいろいろありますから、自分の気に入った種目を選び、長く楽しみながら続けるようにしましょう。
とくに、現在、体脂肪が30%以上もあるような人は、重い体重を支えて急に運動を始めると心臓や筋肉、関節、腱などに多くの負担をかけ、故障につながることもありますから、自分の体重を支えるのに無理のない運動を選ぶ必要があります。
また、体力があって激しいスポーツが得意、という人も含めて、減量が目的の場合は、あくまでも時間のかせげるような種目、方法にしましょう。最初は軽い運動から徐々にはじめ、体力のある人は強さよりも時間を伸ばしてエネルギー消費を高めるようにしましょう。有酸素運動の効果は、20分ぐらい運動しつづけてからでないと現れないので、毎回、30分以上は運動を続けましょう。